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白髪染めで頭皮がピリピリ沁みる、大量のフケは危険なサイン【髪や頭皮のトラブル】

長年白髪染めを使っているけれど、気になるトラブルなんてなかったけど、という人もいるかもしれませんね。でも実は、重大なアレルギー症状には至らずに済んでいただけで、本当は無視の出来ない皮膚のトラブルが起こっていたという場合もあります。

ちょっと気になることがあっても、2~3日で治まったのでそのまま放置して忘れてしまったということはないでしょうか。実はそれはアレルギーのごく初期の段階で、たまたま治まってくれただけのことかもしれないのです。

もちろん、もしアレルギー症状なのであれば、いったん治まったからと言ってそれで済む問題ではありません。大げさではなく、もしかしたら本当に次は無いのかもしれません。

例え少しでも異常を感じたら、すぐに全部洗い流して、薬剤には二度と触らないことが重要です。見過ごされがちなよくあるトラブルについてまとめておきましょう。


白髪染めのあとの危険なサイン

白髪染めのあとにピリピリとした刺激

白髪染めやヘアカラーを塗った時に、地肌がピリピリとする電気的な刺激を感じたという事例は多いようです。また、皮膚に痒みや赤味が出るなどのトラブルも多く、白髪染め負けと捉えているケースもあるようです。

一般的な白髪染めには酸化染料が入っているので、これらは化学薬品による危険な反応になります。手軽なので良くないとわかっていても使っているという人もいますが、即刻使用を止めることを強くお勧めします。

これは染毛剤を発色させるために入っている酸化剤の影響で、パラフェニレンジアミンアレルギーの初期反応である可能性があります。

その時にはそれで済んでも、いつ突然重大な症状に変わってしまうとも限りませんから、二度と使わないことが一番です。

例え軽度でも、パラフェニレンジアミンのアレルギー反応である可能性が高い以上、この先突然重大な症状が現れる危険があります。白髪染めのために生命を危険に晒すなんて、絶対に考えられないことです。

白髪染めのあとシャンプーが沁みる

白髪染めを塗った時には何も感じなくても、終わってシャンプーした時に頭皮にシャンプーが沁みるというトラブルがあります。

シャンプーが合わなくなったのか、シャンプーの洗浄力が強すぎたのかと疑う前に、白髪染めのアレルギーを疑うほうが先決です。

白髪染めは塗った後、一定時間放置しますので、塗った時にはまださほど皮膚に浸透していなくても、時間が経つにつれて徐々に症状が出て来ることも多いのです。

ちょうどシャンプーをするタイミングで痛みを感じ始めたり、シャンプーの刺激がトリガーになったりした場合があるので、

とにかく早急にぬるま湯で全部キレイに洗い流し、腫れやむくみ、湿疹があるようなら病院を受診して処置を受けたほうが賢明です。

過去の事例ではそのまま放置して翌日にアナフィラキシーに陥ったというケースがあります。寝ている間に呼吸困難が起こったら大変な事態になりかねません。

白髪染めのあと大量のフケ

いわゆるジアミン系のアレルギー症状とは少し違いますが、フケが出るということは皮膚細胞が大量に死滅している状態ですから、

頭皮が薬剤かぶれを起こしている可能性が高いです。

かゆみもあると思いますが、かきむしったりせずに皮膚科を受診したほうが良いでしょう。医師に頭皮の状態を診断してもらって、あまりひどくないようであれば外用薬や保湿剤などを処方してもらうことになります。

放置していると抜け毛がひどくなる場合もあるようです。

基本的には清潔にして保湿をし続けるしかないと思いますが、頭皮がどういう状態になっているか素人にはわかりません。

そのまま抜け毛がひどくなるような事態になると大変です。

目には絶対に入らないよう厳重注意を

白髪染めで一番注意しなければいけないのは、目に薬剤が入ることです。

劇薬ですから目に入れば結膜炎などの炎症が起こったり、場合によっては失明の危機になったりします。絶対にあってはならないことですが、もし万が一の場合には、即座に流水で目を完全に洗い流し、すぐ病院へ行って下さい。

ジアミンアレルギーが重大

とにかく、白髪染めやヘアカラーの重大なトラブルは、ジアミンのアレルギー症状です。

呼吸困難や咳など気管支系の異常や、目の痛み、めまい、悪心、熱、じんましんなどから心不全まで起こりますので、すぐに対応が必要です。ジアミンのアレルギー反応は、出たら一生治りません。

もう二度とジアミン系薬剤を含む物質には触れない人生を送って下さい。

美容院でも市販のものでも、2剤式の白髪染めやヘアカラーには、ジアミン系が含まれるのが一般的です。絶対に使わないように確認が必要ですし、美容院や理容院に行く時には、事前に先方に伝えておく必要があります。

白髪染めでよくある髪や皮膚のトラブルは、重大なアレルギー症状とまではいかなくても、無視は出来ないものばかりです。また、単なる一過性のトラブルだと思っていたら、アレルギーのごくごく初期の症状だったという場合もあります。

2、3日で治ったから問題ないなどと思うのは大間違いで、もしかしたら次回は緊急入院となるリスクがあるかもしれません。異常が少しでもあったらすぐに止めて全部洗い流し、例え他の商品でも2剤式のものには二度と触らないことが重要です。

白髪染めドクター

白髪染めの毒素は経皮毒ですから、塗った時より時間が経ってからのほうがより皮膚に浸透するため、症状が遅れて出て来ることが多いです。2剤式の白髪染めは止めて安全な白髪染めを使用するようにしましょう。