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白髪染めの仕組みとは?白髪染めで髪が染まる理由

髪の毛の色を変える方法はいくつかありますが、大きく分けると自分の髪の毛の色そのものを変える方法と、自分の髪の毛の色は変えずに上から色を被せる方法の2つがあります。

白髪染めやヘアカラーは前者で、ヘアマニキュアは後者。

ヘアマニキュアはマニキュアというネーミングの通り、髪の表面に色のコーティングをして見た目の色を変えていますが、白髪染めに関しては白髪の上に色を塗っているわけではありません。

ではどうやって髪の毛の色そのものを変えることが出来るのかと言うと、髪の毛の内側に色素物質を注入することで、見た目の色が変わるのです。

注入する色素物質の種類や、注入の仕方によって現在では様々な方法が存在していますが、一般的に広く使われているのは2剤式の白髪染めやヘアカラーでしょう。

2剤式とは、2種類の薬品を混ぜ合せてその場でカラーリング剤を作る方式ですが、美容室でも家庭でもこの2剤式の製品がよく使われます。

具体的な仕組みについてまとめてみましょう。

髪の毛の中に色素物質を注入

まず、髪の毛の中に色を入れると言われても、髪の毛の構造を知らないと理解しにくいでしょう。健康な髪の毛の表面にはキューティクルがあり、ちょうど魚のウロコのように、髪の毛をびっしりと覆っています。

拡大画像などを見るとわかりますが、本当に魚の身体のようになめらかな状態に整っていて、乱れや隙間がないのが正常な状態。

キューティクルは白髪にもちゃんとありますので、比較的健康な白髪であれば、色素がないだけで通常の髪の毛と何ら変わりないことも多いのです。

キューティクルの役割は、髪の毛の内部に異物が入らないように防ぐことと、髪の毛の中の成分が外に逃げないように防ぐことです。つまり、キューティクルが正常に働いているままでは、白髪染めの成分を髪の毛の中に入れ込むことも出来ないことになります。

そこで、色素物質を注入するためには、この整ったキューティクルをこじ開ける必要が出て来ます。

冒頭で触れた2剤式の白髪染めの1剤の中には、アンモニアなどのアルカリ成分が含まれていて、それがキューティクルをめくりあげるようにして髪の毛の表面に孔を空けます。

その孔から色の薬剤を入れ込むことで、髪の毛の中に色素物質を注入するのです。

白髪染めやヘアカラーを使うと強いアンモニア臭がすることが多いですが、それがキューティクルを剥がす役割を持っています。

脱色する必要がある

白髪には基本的に色素がありませんが、中には微妙に色素が入っている場合もありますし、染める時には白髪だけを1本1本選んで染めるわけにもいきませんので、処理する時には健康な髪の毛も一緒にまとめて脱色することになります。

キューティクルをこじ開けた孔から1剤のアンモニアと2剤の過酸化水素水が入り込み、たんぱく質を壊すことで脱色します。

もともとの色が壊れたところで酸化染料が酸化し、髪の毛の中で発色することで髪の毛の色を変えます。

髪の毛に入り込む時よりも、中で化学反応を起こして色素物質が出来た後のほうが分子量が大きくなるので、色素物質は入り込んだ孔からは抜け出しにくくなります。

こうして色素が中に留まり、髪の毛の色が変わった状態がしばらく続くわけです。

どうして色素が抜けてしまうのか

前述の通りなら、小さな孔からは抜けにくい色素物質が、どうして時間が経つにつれてだんだん抜け出してしまうのか不思議ですよね。

実は、一度入りこんだ色が落ちてしまうのは、こじ開けられたキューティクルの孔がだんだん大きくなってしまい、最終的には色素物質が漏れ出てしまうくらい穴ぼこの状態になってしまうからです。

何度も白髪染めをしていると、完全にキューティクルが剥がれ落ちてしまう例もあり、すぐ染まってもすぐ色が抜けてしまう状態にもなります。

2剤式を使う場合には、髪の毛が傷む覚悟はどうしても必要となります。